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2016.03.20 Sunday

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2014.06.30 Monday

Nikon D810 が発表されましたが…

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2014.06.22 / Nikon Df  Ai Nikkor 50mm F1.2S

旧式カメラに見立てた最新機種である「Df」と、本当に旧式だけど今でも新品で購入できる標準レンズという何ともややこしい組み合わせで、すやすやと昼寝をするまひやんをこっそり撮影してみた。

ところで、「D800」と「D800E」の後継機であるニコン「D810」の発売が正式に発表された。ご存知のとおりこのカメラは、プロやハイアマチュアをターゲットにした上位機種である。ローパスフィルターレスで3635万画素という圧倒的な高性能センサーを搭載し、画像処理エンジンをはじめとした各部の機能もブラッシュアップされているようなので、現状のデジカメでは間違いなく最上級のスペックを誇る1台と言えるだろう。カメラ業界でも大きなトピックだから、ネット上でもいろいろな情報が飛び交い始めたところである。ただ、簡素化された「Df」でさえその性能を持て余している私からすれば、最新機能がてんこ盛りのこのカメラを最大限使いこなす事はおそらく不可能で、どんなに騒がれようが対岸の火事なのである。しばらくはネットや雑誌で繰り広げられる口プロレスでも観戦しようという程度の事なのだ。ただちょっと気の毒なのは「D800」シリーズのユーザーで、今でも第一級の性能にもかかわらず旧型機になってしまうというデジカメならではの現象に直面していると推察され、「明日は我が身」と私も今から覚悟だけはしておこうと思った次第なのである。

以前からニコンの上位機種について気になっていた事がある。それは内蔵ストロボの存在なのだ。80年代のAF黎明期からカメラに興味を持ったオジさん世代にとって、当時の一眼レフの内蔵ストロボというものは入門機向けのギミックであり、プロやハイアマチュア向けの上位機種には搭載されていなかった。プロスペックと言われる一眼レフで初めてストロボが内蔵されたのは1998年発売のミノルタα9からだろうか?(間違ってたらごめんなさい)当時私も購入し、結構お気に入りだったため比較的長期間所有していたが、その間ストロボを使用したのはほんの数回である。その後もストロボ内蔵のカメラは購入したけれど、結局発光させる事はほとんどな無かった。理由のひとつは、バウンス発光ができないため強烈なテカりや影ができ、それを避けるために光量を調節するのが面倒くさかったからである。もう一つは、外装が金属のカメラでもペンタ部にストロボを内蔵すると、その部分のみエンジニアリングプラスチックを使用し、それが安っぽくてイヤなのだ(ちなみにα9のストロボ部分は金属製だったと記憶している)。技術的に強度の問題は無いだろうし、塗装のフィニッシュで見た目の違和感も無い。しかし、かつてニコンのフラッグシップ機であった「F3」シリーズの中で、プロにのみ販売された「F3P」というモデルは、ペンタ部の強度をアップさせるため、そこだけ真鍮からチタン製に変更したのである(全体をチタン製にした「F3T」という市販モデルもあった)。そんなヒストリーがあるニコンのカメラにおいて、人間の頭に相当する部分にプラスチックを使用し、ボタンひとつでパカッ!とポップアップする行為が何だか萎えてしまうのである。それに比べ、最近のオリンパスやキヤノンの上位機種はどれもストロボを内蔵しておらず好感が持てる。スペック云々よりもそんなどうでもいい議論を口プロレスの技として誰か仕掛けてくれないもんですかねぇ。


JUGEMテーマ:写真日記
2014.06.25 Wednesday

続 LEICA T と SIGMA dp2 Quattro の登場による今後の影響について考えた

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2014.06.20 / iPhone 5

(前回からのつづき)

画素数アップ至上主義も遠い昔の日のこどものけんかぐらいに思えてくるような成熟したデジカメ市場において、もはやどのメーカーが技術的優位を叫ぼうが出来上がる写真の質はどれも満足のいくものになっている。たまに私が写真を趣味にしていると知っている人から「どのカメラがいいですか?」なんて質問をされ答えに窮することがある。ニコンの「D800E」なんていう圧倒的解像度のセンサーを搭載したカメラでもってそれに見合うレンズで撮影すれば、確かにPC上で等倍まで拡大すると遠くの風景に溶け込んでいた人物が浮かび上がってきて、こりゃスゲェ!と思う事がある。しかし一般的なコンシューマーがスナップ程度に使用するには明らかにオーバースペックであり、重たいデータの保管も考えると気が滅入りそうである。かといって値段が安く高倍率のズームレンズを搭載したコンデジだと、画面の周辺が流れてしまいシャープな写真は望めない。もっともこれは両極端な例えであり、どれがいいカメラかという判断は使用する側の用途に大きく影響される。今や通常の撮影において、フォーサーズやAPS-C、フルサイズといったセンサーサイズによる決定的な画質の差は無くなったと言われている。つまり中堅クラスのカメラなら汎用性もあり、どれも間違いのない選択なのだ。好みのメーカーがあればその中からレンズキットのミラーレスやデジタル一眼レフを選択し、まぁせっかくなので近いうちにもう1本単焦点レンズでも買い足せば、あとはセンス次第でいくらでもステキな写真を撮る事ができるのである。ついでにレトロ感満載のオシャレなカメラなら、好みのストラップに取り替えるだけで気分もウキウキしながら外出できるってもんなのである。

前置きばかりが長くなりようやく本題に入るが、今回登場した「LEICA T」や「SIGMA dp2 Quattro」は、今の時流とは明らかに異なったカメラである。ライカはフィルム時代から幾多もの経営危機を乗り越え、短期間で著しい進化を遂げたデジカメ市場において非常に健闘したと言える。パナソニックなどとの技術提携もありはするが、古くからの「レンジファインダー機のライカ」を守り続けるというアイデンティティは、M型ライカのデジタル化を成功させ、プロカメラマンや一部の高所得者層のハイアマチュアから絶大な支持を得ている。その保守的なライカから誕生した「LEICA T」は、これまでのバルナック型やM型にどこか似ている「X1」や「X Vario」といった伝統的なデザインとは異なり、過去のデザインをアウディが現代的に解釈し、それをアルミニウムの塊から削り出して製造するという手間隙をかけることで、単なるカメラから「工芸品」へと昇華しているのである。

一方の「SIGMA dp2 Quattro」は、流行なんてお構い無しに尖っている。そもそもシグマのカメラは一般的なベイヤー型のセンサーではなく、フォヴィオン型を採用している時点ですでにやらかしちゃっている訳だけど、それは偏に忠実な色再現と可能な限りの解像度を追求することに特化したカメラを目指しているからに他ならない。操作性に癖があるだの動作が遅いだのと言われてきたが、それでも多くのプロやハイアマチュアから温かな目で見られているのは、市場の動向に媚びずひたすら写真の本質に向き合おうとする姿勢に共感されたからであろう。そのシグマが満を持して投入するdpシリーズの最新型を初めてネットで見たとき、これまでのどのカメラにも似ていない斬新なデザインに副腎髄質からアドレナリンが垂れ流し状態となってしまった。しかもそのスペックを知れば知るほど、更なる画質の向上を追求するというソウルが感じられ、日々煩悩に振り回されている自分の不甲斐無さを反省したものである。また、操作性の改善や動作スピードも実用レベルにまで引き上げられたそうだから、これは十分期待ができる。

最近のデジカメは、マーケティング重視の結果なのか、他社が売れているから同じ路線でリスク回避をしているのか分からないけれど、どれもテイストが似通っており面白味が無くなっているのではと感じている。企業規模としては決して大きくはないこの2社が同じタイミングで投入したカメラには、それぞれの哲学が宿り、実直で道具に徹する気概が感じられる。同じように哲学的なカメラが存在するとすれば、それはリコーの「GR」ぐらいだろうか。これらのカメラが市場で受け入れられ、写真の本質についてもっと語られる日が来れば、おそらく私のこのブログなんて見向きもされなくなるのだろう。だって今の私はそのどれも所有する予定すらなく、酒場でのん気にスマホで写真を撮っているだけの、単なるお気楽カメラヲタクなのだから。


JUGEMテーマ:写真日記
2014.06.24 Tuesday

LEICA T と SIGMA dp2 Quattro の登場による今後の影響について考えた

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2014.06.20 / iPhone 5

すでにドイツから「LEICA T(Type 701)」が発売され、日本からはまもなくSIGMA dp2 Quattro」が発売される。これは、決して巨大とは言えない2つのカメラメーカーによる市場へのアプローチを分析することで、今後の世界のグローバル経済に与える影響について考察する壮大なレポートである(ウソ)。

フィルムカメラの設計には、フィルム本体であるパトローネ、巻き上げたフィルムの収納場所、そして感光する際のフィルム1コマ分の面積といった物理的なスペースが必要不可欠だった。35mm版フィルムの使用を前提に小型化に成功したカメラは、フィルムの感光面積を通常の半分にしたオリンパスの旧「PEN」シリーズや、フルサイズを確保しつつ小型化と高級感を演出した「ローライ35」シリーズ、そしてミノルタの「TC-1」などがその代表と言えるのではないだろうか?そのどれもが歴史に残る名機と言えるが、そのデザインは「カメラは斯くあるべし」という本流から大きく外れてはいない。つまり、レンズを通して入った光をフィルムの1コマに定着させ、そのフィルムを巻き上げて次の撮影に備える、という行程から逸脱することは不可能なため、自ずとフォルムとサイズが限定されていたのである。

デジタルカメラの黎明期において、既存の一眼レフシステムの流用を前提とした大型センサー搭載のデジタル一眼レフカメラは、存在こそすれその天文学的な開発コストにより、たかだか数百万画素程度の1台のカメラに数百万円というプライスタグをつけることになった。それは一部の報道機関など限られた企業向けの商品でしかなく、その後も数年間はフィルムカメラが辛うじて生き残ったのである。しかし急速な技術の進歩は、まず安価な極小サイズのセンサーを搭載したコンパクトデジカメの普及を推し進めた。かつて不可欠だったフィルムの収納スペースは、その小さなセンサーとデータを保存する薄っぺらなインターフェースの確保で事が済むようになり、カメラの設計思想はガラリと変化したのである。その結果、それまでのカメラの概念とはかけ離れた近未来を意識したデザインのカメラが氾濫し、それは極端に薄いボディであったり、レンズが極めて端っこに位置したりと、まさに生物が爆発的に発生したと言われるカンブリア紀の海中に潜ったのかと錯覚させるほど、多彩なモデルが一気に誕生したのである。しかし進化の歴史とは絶滅の繰り返しでもある。コニカミノルタや京セラ(コンタックス)といった大手企業が過当競争に耐え切れなくなり、カメラ事業からの撤退を余儀なくされた。それでも生き残りをかけた弱肉強食の開発競争は留まることを知らず、短期間で次から次へとモデルチェンジを繰り返す「食べ放題・飲み放題メニュー」で消費者はとうとう満腹になり、「もうスマホのカメラで十分です」とテーブルナプキンで口元を拭ったのである。

現在各企業はこぞって採算の合わないコンデジに見切りをつけ、収益率の高い大型センサー搭載のミラーレスやデジタル一眼レフに絞り込んだ商品戦略を立てるようになった。そこでターゲットになったのは、性懲りも無く新製品に目移りするわれわれカメラヲタクや、新進気鋭にして業界を牽引する力を秘めたカメラ女子だったのである。彼や彼女たちの心を鷲掴みにする商品のラインナップがマーケティング上重要となり、その回答のひとつが「レトロ」であった。これは、オリンパスがかつての「PEN」をデジカメで復刻しヒットさせたことを皮切りに、「レトロなカメラスタイルがウケる」と判断した各社が、共通のデザイン言語で新商品を次々と市場に投入したことでも証明できる。「PEN」で気をよくしたオリンパスは、今度はフィルムカメラのOMシリーズの復活を示唆するかのようなOM-Dシリーズを登場させ、またフジフイルムでは、まるでレンジファインダーを彷彿とさせるミラーレス機を次々と発表することにより、瞬く間にカメヲタやカメ女の心を奪い去ったのである。業界のリーダーとも言えるニコンに至っては、ほとんど既存の技術のみで外観を古(いにしえ)のフィルムカメラかと見紛うばかりに仕上げたデジタル一眼レフ「Df」を発売してしまうなど、現状では「なんちゃってビンテージ」が蔓延る事態となっている。まぁそのニコンのマーケティングにまんまとハマり「Df」を購入したのは他ならぬ私なのだが…

(次回につづく)


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2014.06.22 Sunday

もいっかいダッシュ!!

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2014.06.15 / Nikon Df  Carl Zeiss Distagon T* 35mm F2

それにしてもこの“ガニ股”は何とかならんもんか…


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2014.06.21 Saturday

ダッシュ!

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2014.06.15 / Nikon Df  Carl Zeiss Distagon T* 35mm F2


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2014.06.20 Friday

宇和島 和霊公園のすべり台

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2014.06.15 / Nikon Df  Carl Zeiss Distagon T* 35mm F2

和霊公園にあるコンクリート製のすべり台。こう見えてかなり急勾配なため、こども達は裸足になって駆け上がらなければ、蟻地獄の穴に嵌ったアリンコのように滑り落ちてしまうのだ。

JUGEMテーマ:写真日記
2014.06.18 Wednesday

宇和島 和霊公園

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2014.06.15 / Nikon Df  Carl Zeiss Distagon T* 35mm F2

宇和島藩は、仙台藩主 伊達政宗の長男、秀宗が移封されてできた藩である。その際の筆頭家老であった山家清兵衛(やんべせいべえ)は、厳しい藩の財政を立て直すべく苦心したが、反対派により清兵衛を含む一族のほぼ全員が惨殺された。その後、事件に絡んだ政敵の変死や藩主の病気などが清兵衛による祟りと恐れられ、その霊を慰めるために和霊神社が創建されたという。和霊公園は、その神社の前にある市民の憩いの場である。悲しい歴史が刻まれたパワースポットではあるが、この日も多くの親子連れで賑わっていた。


JUGEMテーマ:写真日記
2014.06.17 Tuesday

宇和島 リストランテEBISU

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2014.06.15 / Nikon Df  Carl Zeiss Distagon T* 35mm F2

週末はかみさんの実家がある宇和島市に帰省していた。このワイングラスは、日曜日にランチで訪れた「リストランテEBISU」の入口にあるシャンデリア。ちなみに前回アップの「紫陽花」は、この「EBISU」に行くまでに通りかかった宇和島でのひとコマ。


JUGEMテーマ:写真日記
2014.06.15 Sunday

紫陽花

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2014.06.15 / Nikon Df  Carl Zeiss Distagon T* 35mm F2

梅雨入りが発表されたにもかかわらず、ここ数日あまり雨が降らない。


JUGEMテーマ:写真日記
2014.06.10 Tuesday

妖怪ウォッチ

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2014.06.01 / Nikon Df  Carl Zeiss Distagon T* 35mm F2

最近ハマっている「妖怪ウォッチ」の雑誌を妖怪のような姿勢で読みふけるまひやん。暑くなり天然無垢材のフローリングが涼しいのか、とにかくお行儀が悪いのだった。


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